代襲相続人の相続分

民法第901条

(1)第887条第2項又は第3項の規定により、相続人となる直系卑属の相続分は、その直系尊属が受けるべきであったものと同じとする。ただし、直系卑属が数人あるときは、その各自の直系尊属が受けるべきであった部分について、前条の規定に従ってその相続分を定める。

(2)前項の規定は、第889条第2項の規定により、兄弟姉妹の子が相続人となる場合について準用する。

 

① 代襲相続は、相続人となるべき子または兄弟姉妹が、相続開始前に死亡し、または相続権を失った場合に、その者の子または直系卑属によって行われます。

 

② 子の代襲相続人となる直系卑属の相続分は、その直系尊属に当たる被代襲者が、受けるべきであった相続分と同じです。

事例で検討しましょう。

 

③ 被相続人甲の相続人には、妻Aと子B・C・Dがあり、Dは甲より先に死亡しています。Dには、妻乙との間に、子E・Fがあります。相続財産は、3600万円です。

 

各自の相続分と相続取得額は、次のとおりです。

妻Aの、相続分は、1/2、相続取得額は、3600万円×1/2=1800万円

 

B・Cの、各相続分は、1/2×1/3=1/6

各相続取得額は、3600万円×1/6=600万円

 

E・Fの、各相続分は、1/2×1/3×1/2=1/12

各相続取得額は、3600万円×1/12=300万円

 

④ 兄弟姉妹の代襲相続人となる子の相続分は、直系尊属に当たる被代襲者の、相続分の定め方に応じて、定められます。

事例で検討しましょう。

 

被相続人甲には、妻Aがいるが、Aとの間には子はなく、父母も死亡しています。妻Aの他には、相続人としては、兄弟姉妹B・C・Dがいます。しかし、B・Cは、甲に先立って死亡しており、Bには、子E・Fがおり、Cには、子Hがいます。

 

各自の相続分と相続取得額は、次のとおりです。

妻Aの、相続分は、3/4、相続取得額は、3600万円×3/4=2700万円

 

D・Hの、各相続分は、1/4×1/3=1/12

各相続取得額は、3600万円×1/12=300万円

 

E・Fの、各相続分は、1/4×1/3×1/2=1/24

各相続取得額は、3600万円×1/24=150万円

ページトップへ戻る
Copyright© 越谷市の相続・遺言の相談手続き(せんげん台駅1分/土日祝営業) All Rights Reserved.
【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等を禁じます】